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ウクレレについて、テニスボーイ風に語ってみた


わたしがウクレレを始めた理由について、
村上龍さんの小説「テニスボーイの憂鬱」風に
語ってみたいと思います。

<登場人物の説明>
・テニスボーイ:主人公の男性。妻子あり、愛人あり。
・彼女:テニスボーイの愛人。聡明で自由奔放な女子。

以下、小説の中の一節を、主語を無理矢理「ウクレレ」に変えて
勝手に自分の気持ちを代弁して語ってみました。笑
文章は記憶まかせなので適当です、ご了承くださいマセ♪




「人生は、ウクレレだけだと思うか?」
彼女はテニスボーイに聞いた。

人が、他人にしてやれることなんて、本当は何もない。
唯一あるとしたら、それは、輝いている自分を見せてあげることだけ。

「ウクレレ」が、人生の中で自分が輝いている時間のことだとしたら
人生は、ウクレレだけなのだ。

「そう、人生はウクレレだけだ。」
テニスボーイは答えた。





頭の中の記憶にまかせてうろ覚えで書いたので
正確に原文そのままではありません。
(ずいぶん外れてるかも)

原文では、「ウクレレ」が「シャンパン」でした。

わたしはこの小説のこの一節が大好きで
ずいぶん昔の作品なのですが、
いまだに心でときどきつぶやいています。

そんな、人生で自分を輝かせられる瞬間を
せつない刹那の夢の瞬間を

限りのあるこの肉体の人生を使って
少しでも多く味わいたいと思って

そういう思いから
この小さなウクレレを
生まれて初めての楽器に選んだのだと思います。
楽器なんてやったこともない、楽譜も読めないのに。




<追伸>

このブログのタイトルも、マイ・リトル・ラバー
わたしの小さな愛人(笑)。

刹那的なものの方が美しくて切なく感じる。
だって、シャンパンの泡のように
それはすぐ消えてなくなっちゃうから。

だからこそ、甘く切なく、心に響くんですよね、きっと。
ハワイの青い海やココナッツオイルの甘い香りにのって
叶うことのないほろ苦い恋のカケラにのって

ポロリと流れて来るウクレレの音に思いを寄せ
ドキドキしながら初めてのウクレレを抱きしめたのでした。


--- おわり ---

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コメント 1

諸行無常

詩人ですね。そんな想いを抱いてウクレレを手にされたとは思いもよりませんでした。私の場合、4弦で、小さくて軽くて、メロディーの弾ける楽器が欲しかったのでウクレレでした。
貴女様の奏でるウクレレがどのように変化し成長されるのか楽しみです。
人が他人にしてやれることなんて何もなく、輝いている自分を見せてあげることだけしかできない・・・良い言葉ですね。
お互いに末永く、ウクレレと音楽を楽しんで参りましょう。
更新楽しみにしております。
by 諸行無常 (2014-04-16 01:42) 

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